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エンジンオイル交換(フィルター含)

by maru last modified 2008-07-29 23:25

所要時間:20分…かな。オイル買ったSHOPでやると工賃が¥500位だったので処理剤コストを考えると結構悩み所(笑)。

使用工具類

  • DYTONA オイルフィルターレンチ(内径:64mm) ※フィルター交換する場合
  • 17mmボックス
  • 4&5mmヘキサ
  • 4Lクラスのオイルぱっくんとか、代用で粉砕済み新聞紙入りゴミ袋など
  • 4Lオイルジョッキ (あると楽)

格闘手順

(1) 左ロアカウルを外す

 That's フルカウル車の宿命。めんどくせ~(笑)。

 取りあえず下の画像の各所をガンガン外してって下さい。トリムクリップ(プラ製のぱちんと止めるやつ)は引っ張ると中のロック(?)が解除されて抜けるようになってます。

左ロアカウル 上部接合部左ロアカウル フレーム接合部左ロアカウル 下部接合部インナーハーフカウル 下部接合部インナーハーフカウル 内部接合部

 まぁ、クリップは石とか噛んでロックが解除しづらくなってたりしますがそのときはプライヤーでもなんでも強引に。1コ¥100ぐらいなので何個かストックを持ってたほうがいいでしょう。パーツNo.は 91549-MW0-790ZA で全年式共通です。

 ヲレの場合、石の噛みそうな箇所に使うクリップは4枚羽根が付いているうちの1つを折り取って使ってます。そうしておくと抜きは楽だし、はめ込むときに先が細くなるのでこれまたやりやすい。しかもロックしちゃえばそうは抜けません。つか一回も抜けたことないです。

 外す箇所についてちょっと捕捉。3つ目の画像(左ロアカウル 下部接合部)の左下端にちょこっと写ってますが下面に左右ロアカウルを繋げてるクリップが2コありますのでこれも外して下さい。あと、上の通りに外すとインナーハーフカウルが右ロアカウルに付いたままでちょいぷらぷら状態になります。右側外すのメンドクサイし、作業に支障はないのでこのままで逝きます。

限りなく関係ない捕捉:ロアカウルの傷はコケたんじゃぁありやせん。すり抜けしてたら縁石に寄りすぎてゴリゴリ削っちゃったのさ(笑)。

(2) エンジンオイルを抜く

オイルパン抜き前

 これでやっとオイルパンがお目見えです。

 あとはオイル受けをオイルパン下においてオイルドレンボルト(画面青矢印)を抜いて墨汁…否、オイルを出しましょう。オイルを出す前にエンジンを掛けておいてオイルを温めておいてからの方が粘度が低くなるので抜きやすくなります。オイルフィルター(画面緑矢印)も交換するのであればこの辺で取っちゃいましょう。

エンジンオイル抜き中

 ドレンボルトを抜くとオイルが結構勢いよく出ますのでオイル受けは縦長で左画像っくらいカバーできればおk。フィルターも取った場合はこのときオイル受けに置いておけばいいでしょ。フィルターにも結構オイルが残ってるので。

 完全に出尽くしたかな~って思ってもトコトン抜きます。抜きまくります。

 ここで必殺クランキング(笑)。まぁエンジンが掛からない程度の短時間でセルを回しまくってオイルポンプを動かすだけですが、これやるとこぽっ…こぽっ…っと結構出てくるんですよ。

 んで、クランキングでも出なくなったら抜き終了。

オイルがない状態でクランキングなんて! とか言われそうですが、各部油膜ぐらいは残ってるのでこのぐらいではヘコたれないでしょ。

(3) 新エンジンオイルを入れる

オイルフィルター(シールにオイル塗布済)

 フィルター交換であれば、オイルパンのフィルターシールが密着する部分のゴミ等を除去して、フィルターシールにエンジンオイルを塗って装着。ゴミ除去には念を入れてパーツクリーナーを染み込ませたウエスできれいにしてます。

 締め付けはについてはまず手で回してあとはフィルターレンチでちょいきゅっ! あんまり強くなくていいです。締めすぎると次回泣くことになります…。

 ドレンボルトも締めます。ドレンワッシャーは毎交換がオヌヌメみたいですが、3回に1回交換ぐらいでも持ちますな(←ケチ)。ああ、ここもゴミ除去してから取り付けることをお忘れなく。

ヒステリー気味にゴミ除去とかしてますが、某所にてフィルターとオイルを交換してもらった時にフィルターシールなしでフィルター付けて、帰る途中にオイルダダ漏れで緊急ピットインしたり、ワッシャーかなんかにゴミを噛んでドレンボルトからオイルが染み出たりと散々な目にあったので自分でやるときぐらいは結構徹底しちゃってます。

 あとは、規定量に沿ってエンジンオイル給油口からオイル注入。規定量は以下の通りです。

  • フィルター交換あり :3.9L
  • フィルター交換なし:3.8L

 4L缶を買ったときにこの100ml、200mlの微妙な量がもどかしいんですが、保存しててもしょうがないので廃油と一緒にポイしてます。

(4) 左ロアカウルを元に戻す

 あとは (1) の画像通りに外したカウルを元に戻します。

 コツとしては締める順番で、ロアカウル上部アッパーに接続する2ボルト→フレーム直付けとオイルパン付近のステーに繋がる2ボルト→その他のボルトの順番で仮止めして位置を決めて、各クリップを止めてからボルト本締めってな感じにやると結構位置がぴったりします。

後処理

 エンジン掛けてみて新しいオイルを循環させるぐらい? ちなみに、この処置後にエンジンを掛けるとアフターファイア吹くこと請け合いなのでちょっとご注意を(笑)。

 オイル抜き時にクランキングしてますからね…。そりゃ生ガスがエキパイとかに溜まってる罠。