カムチェーンテンショナー交換
所要時間:約20分。滅多にやることはないと思いますが・・・。
使用工具類

- 8mmボックス
- 5mmヘキサ
- スクレイパー (ガスケット除去用)
- マイナスドライバー(小) (テンショナーストッパーを外しちゃったら必要)
- エクステンションバー (ラチェット使うなら)
カムチェーンテンショナーをいじってみる
今回交換するブツ、カムチェーンテンショナーなんですが、これは注文するとテンショナー本体、ガスケット、テンショナー固定ボルト(+ワッシャ)がセットになったASSYで届きます。
パーツNo.は 60140-MAT-315
。パーツリストを見ると97~00年式すべて共通。01年式からも共通かどうかはちょっと分かりません。
で、このテンショナー。届いた状態ではカムチェーンにテンションをかけるアーム(仮称)が引っ込んだ状態(一番左の画像)になっていて、頭に刺さっているストッパー(左から2番目)を引っこ抜くと「ジャコン!」とアームが出てきます。
でもこの状態で取り付けは厳しいので(つかムリ)、ストッパーを引っこ抜いた奥の方にマイナスドライバーで回す場所(一番右の画像)があるので、アームを押しながらぐりぐり回して止まったらアームを押さえたままストッパーを差し込んで下さい。
【おまけ】 付属してたテンショナーストッパー(画像)。これは工具として再利用出来そう。
格闘手順
(1) 右ロアカウルを外す

取りあえずカウルを外さないとテンショナーが見えてきませんのでカウルに付いているトリムクリップとかボルトをゴリゴリ外して下さい。そうすると、今回のターゲットであるテンショナーがお目見えします。
また、今回の作業ではE/Gオイルを抜く必要がまったくもってございません。(2) シーリングボルト、ワッシャー取り外し

テンショナーの頭にあるシーリングボルトを8mmボックスで外します。テンショナー自体外したあとにやってもいいとは思いますが、こっちのほうがトルクかけやすいので先に取っちゃいます。
このシーリングボルト及びワッシャーは再利用しますので無くさないようにして下さい。ショップマニュアルでは「シーリングワッシャーは新しいものを使いやがれ」と指示が出てますが、気になる方は一緒にワッシャーも頼んでおいたほうがいいかと。パーツNo.は 90442-397-000
(全年式共通)です。
(3) テンショナーを外して、ガスケットを除去
テンショナー固定ボルトを5mmヘキサで外して、本体を外します。ガスケットで癒着している場合はスクレイパー等を間に入れてやればテコの原理でぽこんと取れます。
クーラントのホースがエライ邪魔だと思うので吊るなりして下さい。あと、ラチェットを使う場合はフレームに当たってやりづらいのでエクステンションバーがあると吉です。
あとは、エンジン側にへばり付いているガスケットをスクレイパーでこそぎ落とします。ガスケットのカスを中に落としたくないので、ウエスなどでフタをしながらコツコツと。
ガスケット除去後はオイルストーンとかで面出ししておいたほうがいいんでしょうが、持ち合わせてないので却下しました(笑)。
(4) 新しいテンショナー装着、シーリングボルト、ワッシャー取り付け
新しいテンショナーとエンジンの間におにゅーのガスケットを噛まして、固定ボルトで締め付けます。締め付けトルクは 『10N・m(1.0kgf-m)』 です。
そして、ストッパーを引っこ抜き、(2)で取っておいたシーリングボルト、ワッシャーを取り付けて完成です。
あとはカウルを適当に元通りにしちゃって下さいw
後処理
とくにねっす(多分)。マニュアルでは、「バルブタイミングを云々」とか書いてありましたが、そこまで行く作業じゃないはずですし。