電欠原因究明
[2002/03/10(日) 走行距離:24,774km] 電装系初トラブル・・・原因はやっぱりアレでしたorz
悪化する電欠症状
出先でセルが回らなってうんともすんとも言わなくなり、レッカー騒動まで起こすというトラブルに陥ったSBB。その後、取りあえずバッテリーを新調して様子を見てました。
・・・ですが、怪社から帰宅しようとしたときにまたもや電欠症状が発生。怪社に戻れば充電可能だったので泣く泣くバッテリー充電器を購入。・・・つかこの連日の出費はすごい痛いぞ 。・゚・(ノД`)・゚・。
購入品 | 金額 |
---|---|
YUASA YTX12-BS (12V/5.0Ah/密閉型) | ¥12,800 |
CELLSTAR CC-30AT(12V バッテリー充電器) | ¥12,800 |
バッテリー充電器は悩みましたねぇ・・・。対象となるバッテリーがMF(密閉型)なのでそれ対応のモノを買わなければならんのでケチる訳には逝かず、密閉/開放型両方に対応してるやつで一番安いやつという選択肢しかありませんでした。
ちなみに充電器は店員の使徒と相談しながら選定したのですが、やっぱり開放型のみ対応ってやつで密閉型のバッテリーを充電すると、供給電流が高いので中の液が「ぶしゅ~~」っと吹き出してしまうという。やって出来ないことはないけど30分とか1時間でマメに様子を見ながらやらないとやっぱり「ぶしゅ~」。とにかく、開放型=急速充電可(電流高)、密閉型=じんわり充電(電流低)と考えたほうがよろしいようで…。
で、そのときは怪社に引き籠もって充電してうちに帰って事なきを得たのですが、そこからが問題で今度は2日に一回に充電しないとダメというさらに悪化した状態に陥ってしまいました。
原因究明開始
これは全く持ってしゃれにならん。まず考えられる原因とMLから提供して頂いた情報から総合すると、
- 1.どこかショートして放電しまくっている
- HID投入後からこの症状が出始めていることを考えると真っ先にあやしいと思われるのがHID。投入方法がおかしかったか震動かなんかでショートしてる可能性あり。・・・といっても考えにくいんだよなぁ。
- 2.オルタネータ死亡
-
25,000kmぐらいで死ぬとも考えにくい。けど可能性はあり。たしかにこれでオルタネータカバーは交換しましたけど。
しかもセルが回ってエンジンが掛かりさえすれば走るので、もしオルタネータが死亡しててバッテリーからの電源供給のみとなっていればセルがぎりぎり回るぐらいの電圧から走ってしまえば途中でエンジンストールという状態になるはず。しかし、その状態には一度も陥ったことがナシ。・・・やっぱり可能性低。 - 3.レギュレーター/レクチファイア死亡
-
SBB-ML過去ログ統計(?)からすると一番可能性大なのがコレ。・・・なんですけど、それは98’までのお話で、99’からは熱でパンクするのに対策が入っている(放熱フィンが増えた(?))のでそ~簡単には出ないと思ってるんですが・・・。
それとレギュ死亡の体験談を見ると『走行中エンジンストール。その後うんともすんとも言わなくなってしまった』というのがあったんですけど、ヲレの症状からするとちょっと違う。エンジンさえ掛かれば元気に走っちゃうんだよなぁ・・・。
↑以外の原因だったらかなり原因究明困難・・・というより、ムリです。1でHID以外でショートしてるとしゃれにならん。
取りあえず、可能性のありそうなところをチェック。SBBのSMを見るとどんぴしゃな項目(BATTERY/CHARGING SYSTEM TROUBLESHOOTING)があったのでそれに従ってチェックしてみることに。
- 1.テスターでバッテリー状態をチェックすべし
- ふむふむ、Full Chargedで13.0V~13.2V、Under Chargedで12.3Vあればいいってことですな。計ってみると12.5Vぐらいあるかな?うむ、範囲内。次~。
- 2.バッテリーの電流漏れ(leak)をチェックすべし *注
- バッテリーターミナル(-)にテスターの-、ハーネスの-にテスターの+を当てて電流を計って、最大で0.2mAであればOKってか。計測してみると0.6mAもある(汗)。はい範囲オーバー。やっぱりどっかリークしてるんかな・・・(;´Д`)
- 3.オルタネータチャージングコイルをチェックすべし
- 要はオルタネータ(ぢぇねれーた)側のチェックってことでしょ。レギュレータに繋がっている3Pコネクター(ハーネス側)の抵抗が0.1~1Ωであればよしってことですな。テールカウル外して、レギュレータからコネクターを引っこ抜いて抵抗を計ってみと、0.6Ω。正常値。これは問題なし。
- 4.1で計った電圧とエンジンを掛けたあとの電圧を比較すべし
- そのエンジン始動時のやつを計ればいいんですが、ハイビームをONにして、5000rpmまで回したときに計れって? ・・・ムリです、近所迷惑です(汗)。さすがに夜なってからではそこまで回せません。これが計れないと手詰まりっぽい(汗)。
う~ん。こりゃ参った。でも2.で引っかかったですよねぇ~。てことは考えられる原因の1.(どこかがショート)が怪しくなってきたなぁ。
その辺をMLブレインな方々に相談してみると、「リークの電流はそんなもんでも大丈夫」ということと、「5000rpmまで回さなくても2000rpmぐらいまで徐々に上げて14.5Vからヘッドライト点灯で14.0Vぐらいであれば大丈夫」ということを教えていただきました。
なるほど・・・てことはだ。どこかショートしてるという可能性は低くなりますな。とりあえず5000rpmまで回さなくてもいいのでその電圧を測ってから決めましょう。
核心に迫る
↑の話は先週までのお話で、昨日、某お茶会に初めて参加させて頂き、そこでもアドバイスを頂きました。
その話からすると、レギュレータ死亡説が激濃厚という結論に。実際にヲレと同じような現象でレギュレータがお亡くなりになっていたというお話も聞けましたし、それを判断するにはどうするのかをも教えて頂いたのでした。
この場を借りて(?)、アドバイスを下さった方々に御礼を申し上げます。
と言うわけでその判断をしてみます。判断方法は、エンジンを掛けない状態のバッテリー電圧とエンジン掛けた後(ライト点灯)の電圧を測るだけなんですが、エンジン掛けた状態で12.5Vぐらいでないとおかしい、さらにその電圧がバタつくようであれば十中八九レギュレーター死亡と・・・。
早速測ってみると、
バッテリー電圧(約) | |
---|---|
エンジン未点火 | 11.7V |
エンジン点火(ライト点灯) | 11.3V |
バッテリーは結構使ったので初期電力(?)は低いんですが、アイドリングで12V以上ないのはどう見てもおかしい。さらにアクセルをふかして2000~3000rpmぐらいまでに上げても11.3V付近から上昇する気配なし。というか、一瞬9Vとか6Vとかえらいブレるんですけど・・・。この時点でレギュ死亡確率=95%。
もうちょっと調べてみるため、テールカウルを外してレギュレータ本体側のチェックしてみようかと外してみると・・・
あ。こりゃぁレギュレータ死亡確率=99.9999%ですわ。レギュレータの裏側をよ~く見てみるとこの通り(←)。
なんとまぁ、クラックが入っていて、そこから中のハンダが流出してました(藁)。
ということで原因究明コレにて完了。今日中にパーツ(レギュレータ/レクチファイア)を注文。いや~トラブったのは確かなんですけど、原因が簡単で軽傷で済んだってことですかな。・・・交換して直れば。ですけど。(;´Д`)
*注: このリークチェックですがここで計測した電流がおかしくても、その次にレギュレータのコネクターを外して、もう一回電流を計ったときに同じ(0.2mA以上)であればどこかショートしてるということになり、正常であればレギュレータが死亡してるということになるって書いてありました。SMはちゃんと読みましょうorz